自分がつくった製品が、
人の健康の役に立つ。

開発設計2017年入社

ー 仕事のこと

アマノでは、介護用入浴機器の部門が自社製品として開発を行うのに対して、医療機器事業部はOEM製品として内視鏡洗浄消毒機器の開発を手掛けています。
私は、大学で電子・電気系と化学系の両方の分野を学んだこともあり、内視鏡洗浄消毒機器とあわせて付属する洗剤の開発もできる医療機器事業部を希望し今に至ります。

製品の企画や開発はOEM先である国内外の医療機器メーカーと共同で進めていくのですが、豊富な知識をもとに専門的な観点からご意見をいただけるので毎回とても勉強になります。もちろんこちらからもモノづくりの観点からさまざまな提案をして、詳細をすり合わせながら仕様を決め設計をしていくのは大変ながらもやりがいのある仕事です。
一方で、業務においては社外とのやり取りが中心となるため、コミュニケーションにおいて難しさを感じる場面もあります。相手の話はその背景も含めて理解するよう努め、自分が話をするときには意図を正しく伝えて異なる解釈ができないようにするなど、行き違いが発生しないよう常に心掛けています。また、説明が必要な際には、事前にデータを集めたり社内で意見をまとめたりして、きちんと理論立てて話ができるよう準備して臨むようにしています。

内視鏡は国内でも約1000種類ほどあるうえ、日進月歩で技術開発が行われています。アマノでは基本的にどの内視鏡にも対応できるよう内視鏡洗浄消毒機器の開発を行うので、私たちも常に研究を怠らず進化していかなくてはなりません。また、人の命に関わる分野であり、医療機器として国の許可を得て販売するものでもあるので、品質の確保には厳重な注意を払っています。
仕事としては大変なことも多いですが、そのぶん、病院を訪問して自分がつくったものが実際に使われているのを見ると本当にうれしく思います。お客様からよろこびのお声をいただくこともあり、とても励みになります。自分がつくった製品が、人の健康の役に立つ。最終製品として人の健康につながるモノづくりに携われることが、この仕事の一番の醍醐味ですね。

ー 職場のこと

社内には優しい人が多く、上司とも話しやすいですし何でも快く相談にのってくれるので助かっています。問題に直面したときにはすぐに相談しますし、それが解決への近道だと思っています。他部署も含めて、わからないことや知りたいことをいつでも聞きやすい環境で、新入社員の頃から仕事がしやすかったですね。

大きなプロジェクトでは複数のメンバーで取り組むことも多いですが、そのなかでも個々の担当分野が決まっているので、作業は基本的に自分のペースで進めます。そのため、まわりに合わせて余分な残業をしたり有休のタイミングを調整したりする必要がほぼなく、働きやすいと思います。

ー 目標について

医療機器事業部はOEMとして製品をつくっていますが、やはり設計をするからには最終ユーザーのことを第一に考えたい。最終ユーザーが満足して使える製品をつくることが私の目標です。誰もが不満なくというのは難しいかもしれませんが、ひとつでも不満を取り除けるよう、モノづくりの知識と経験を積んでいきたいです。

ー アマノを志望した理由

私はメーカーで開発設計の仕事がしたいと思い、就職活動ではさまざまな業種の会社を検討していました。そのなかでたまたま出会ったのがアマノで、最終製品をつくれるところに興味を持ちました。
入社を希望するきっかけになったのは、選考の前に参加したインターンシップ。そこでアマノのモノづくりや製品について詳しく説明を受けて、自分がつくりたいものはこれだと思ったことが決め手になりました。社内の雰囲気がよかったことや対応してくれた社員さんたちが親切だったことも大きな後押しでした。

ー メッセージ

就職活動においては、自分の軸を持っておくことが大事かなと思います。重要な選択の連続なので、やりたいこと、やりたくないことなど、自分のなかで基準を明確にしておくと決断がしやすいはずです。

アマノの仕事には、最終製品に携われる面白さとよろこびがあります。介護機器や医療機器の分野は成熟してきていると言われますが、そこに革新をもたらす気概のある方が仲間になってくれたらうれしいですね。固定概念にとらわれず、自分の意見を持って改善提案ができる人は設計者として重宝されると思います。

磐田のいいところ

まず、あったかいところ(笑)。気候が温暖なのがいいところですね。都会過ぎず田舎過ぎず、住むにはいい街だと思います。生活や交通の面もほどよく便利。高速道路や電車が近いですし、いろんなお店があって必要なものはだいたい揃います。
自転車が好きなので、山も海も湖も近いこの環境が気に入っています。休日は、仲間と自転車で山のほうへ行くことが多いですね。職場の人と登山に行くこともあります。山登りが好きなメンバーが集まって行くんですが、なかには退職された方もいて。職場を離れてもみんな仲良く関係を続けていけるのは本当にうれしいことですね。